国際コミュニケーションマネジメント入門

「国際コミュニケーションマネジメント・プロフェッショナル(ICMP)

養成のための必読書! グローバルに活躍したい学生・国際ビジネスにかかわる社会人のために必要な知識が得られます。

ISBN:978-4-86639-472-5
竹下裕子・荒川洋平 編
A5判 264頁
価格 2,640円

―ICMプロフェッショナルとは…―

組織の国際コミュニケーションのあり方を客観的に考察し、改善を提案し、組織のより効果的な国際コミュニケーション行動を指導できる人材のこと。企業の危機管理から機会創出までかかわる、グローバル化時代に必須の重要な専門職です。

次の時代のグローバル化を担う学生から国際ビジネスで貢献したい社会人、企業経営者まで、どの職種・業界にも通じる国際コミュニケーションの考え方を提供します。本書は前身である『企業・大学はグローバル人材をどう育てるか―国際コミュニケーションマネジメントすすめ』(アスク出版)のコンセプトはそのままに、幅広い業界のグローバル対応を取り上げ、より実務的かつ実践へと結びつけやすい内容へと刷新しました。「国際コミュニケーションマネジメント・アソシエイトプロフェッショナル資格」の取得に必須の知識が身につきます。

もくじ

第1部 国際コミュニケーションマネジメントの基本

第 1 章 国際協働コミュニケーション「察し」の文化を越えて
第 2 章 英語が国際言語であるとはどういうことか
第 3 章 国際コミュニケーションマネジメントとはなにか

第2部 企業のグローバル対応の事例~ケーススタディ~

第 4 章 金融業界のグローバル対応
第 5 章 プラントエンジニアリング業界のグローバル対応
第 6 章 食品メーカーのグローバル対応
第 7 章 医療におけるグローバル対応
第 8 章 渋沢栄一~グローバル経営者の原点~

第3部 異文化理解、多言語環境の視点

第 9 章 コミュニケーションと文化理解
第10 章 ノンバーバル・コミュニケーション
第11章 日本語による異文化間コミュニケーション
第12 章 21 世紀の移動と言語研修
第13 章 言語景観に見る多文化社会
第14 章 持続可能な開発目標(SDGs)と多文化環境
第15 章 企業と手話コミュニケーション
第16 章 世界の諸英語とニホン英語

第4部 方法論から実践へ

第17章 国際コミュニケーションにおけるプレゼンテーション能力
第18 章 国際コミュニケーションとディベート
第19 章 国際コミュニケーションマネジメントを確かなものとするために ~言語監査という発想~

巻末:国際コミュニケーションマネジメントの必読書

著者について

高山芳樹(たかやま・よしき)
東京学芸大学教授。(株)イーオン勤務後、学習院高等科教諭、立教大学専任講師などを経て、現職。専門は英語教育学。著書に『最強の英語発音ジム』、『語順が決め手! 鬼の英文組み立てトレーニング』(アルク)、『英語授業ハンドブック<高校編>』(大修館書店、共編者)など。2014年度NHK ラジオ「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」監修。2015年度よりNHK Eテレ「エイエイGO!」、2020 年度より「おもてなし 即レス英会話」、「もっと伝わる! 即レス英会話」の講師を務める。